THEパリパリ焼き昆布の開発秘話 tagged パリパリ昆布 食いしん坊侍のパリパリ焼き昆布は、お子さんのおやつとしても大人のおつまみとしても、罪悪感なく気兼ねなく食べられることで人気の商品です。美味しく食べていただくために、食感と無化調にこだわっています。 昆布が、健康や美容に良いとして注目されているため、腸活している方にもご好評いただいています。 幼い頃に、おやつ代わりに小さく切った出汁昆布を与えられていたことが、私の昆布のうま味にこだわる原点かもしれません。 市販のポテトチップスなどでは出せない味わいと満足感。食べ終えた後の不快感や罪悪感も残りにくいため時間帯を気にせず食べられる商品になっています。 人工的なうま味調味料を使わず、天然出汁仕込みで味付けするために、試行錯誤してきました。天然だし仕込のおつまみ「THEパリパリ焼き昆布」の開発の裏話をご紹介します。 やみつき昆布チップス THEパリパリ焼き昆布は、昆布本来の旨味が引き立った、軽やかな昆布チップスです。 軽やかなパリパリ食感には、それを可能とする昆布原料と、“じっくり焙焼”が必要です。 また、数種の天然調味料を組み合わせることで、より強く、自然に、多面的に昆布のうま味を引き立たせました。 天然長昆布 主原料である昆布は、釧路や根室が位置する、北海道東部で採れる天然長昆布です。 その名の通り、長昆布は「長く」成長し、15mになるものもあります。 しかし、ここで使うのは成長しきる前の昆布です。 この昆布は「棹前(さおまえ)昆布」と呼ばれる漁期の初めの頃に獲る昆布で、短く薄いです。 出汁昆布には適しませんが、十分な旨味とパリッとした食感を実現するのに適しています。 昆布漁では、専用の「棹」で海中の昆布を巻き取りますが、昆布が短くて薄いため、手で引っ張っても採れることから、「棹前」と 呼ばれています。 <関連記事>「昆布漁体験」の記事はこちら 天然だし仕込 昆布自体にうま味成分(グルタミン酸)がありますが複数の天然調味が、一層その味わいを引きたてます。 使用する調味液は以下です。 アミノ酸(グルタミン酸ナトリウム)や酵母エキスといった、人工的なうまみ調味料を含みません。 ・米黒酢 ・昆布だし ・鰹だし ・椎茸だし ・さんま魚醤 焙焼 30分 天然だしに漬けられた昆布を焙焼します。 手で丁寧に並べます。 焙焼は30分ほどかけて、ゆっくり、じっくりと行われます。 香ばしく、パリッとした食感に仕上がります。 食いしんBAR THEパリパリ焼き昆布 北海道産の昆布を使用し、化学調味料無添加で仕上げた、天然だしの味が香ばしい、やみつきになる「昆布スナック」です。 この記事を書いた人 食いしん坊侍 代表 大森 弘理食いしん坊侍 代表 2009年にBFK㈱を設立し、「食いしん坊侍」商品を開発、展開。 食材や料理の背景にある自然や歴史にも強い関心をもって活動しています。機会を見つけて生産現場に赴き、時には漁師体験をさせてもらい勉強しています。 最近の投稿 列島美味紀行2022年10月12日北海道とろろ昆布の開発秘話 列島美味紀行2022年10月12日THEパリパリ焼き昆布の開発秘話 列島美味紀行2022年10月6日THE鮭とばの開発秘話 列島美味紀行2022年3月7日日本の出汁文化について