改めてコーヒーを学ぶ


札幌の自宅近所で「コーヒーのブレンド体験会」があったので行ってきました。私はコーヒーが好きです。朝に熱いコーヒーを飲むのが長年の習慣となっています。朝のキッチンに漂うコーヒーの香りと、淹れられたコーヒーの濃褐色が一日のはじまりの幸福感を増してくれるような気がします。

身近にあるコーヒーとの縁

コーヒーの焙煎
コーヒーについては、これまで住んでいた場所でそれぞれ縁があったような気がします。10年間住んでいたアメリカのポートランドはコーヒー愛飲家が多い印象があり、名の通った焙煎所も多くあって、私もよく足を運びました。また、ポートランドの後に移住した沖縄でも美味しい焙煎所がすぐ近所にあったこともあり足繁く通っていました。ここ札幌でも、コーヒーとの縁を深める機会を得たのかもしれません。

コーヒー好きはどこに行ってもいらっしゃるので、どなたでも探せばコーヒーとの縁は作れるものなのでしょう。

オーガニック系食品雑貨店でコーヒー勉強会

発酵食品店でコーヒー勉強会
「コーヒーのブレンド体験会」の会場はカフェではなく、オーガニック系食品雑貨店でした。発酵させた調味料や食材、胚芽米や無農薬の玄米を使ったサンドイッチやスイーツをメインに販売しています。
店内には「整腸第一主義」というちょっと興味をそそられる言葉が掲げられていました。発酵した食材は身体に優しくて滋味になるという考えのもと、それに特化した食材を扱うというコンセプトのお店のようです。
そのようなお店でコーヒーの勉強会が行われるわけですから、コーヒーも健康に良いという考え方のお店なのかもしれません。

テイスティングは1〜2回がおすすめ

フレンチプレス
体験会が始まりました。参加者は4人です。1番~3番までの3種類のコーヒーのテイスティングをしていきます。
講師の方がフレンチプレスで淹れたコーヒー3種をそれぞれカップに注ぎ、コーヒーの上部に出来た泡を2本のスプーンで器用に取り除きます。その間、ティスティングする時の注意事項として「試験者はつい何回も試飲しがちだが、試飲をすればするほど違いが分からなくなってしまうため、試飲は1~2回がおすすめ」ということを伝えられました。

コーヒーのテイスティング

コーヒーのテイスティング
参加者4人にそれぞれティスティング用の小さい紙コップとスプーンが配られました。3種のコーヒーを順次スプーンですくって試飲していきます。
講師の方が我々に何番目が好みかを尋ねたところ、4人の好みは2番目が2人、3番目が2人という結果になりました。1番目はいませんでした。

<ティスティングしたコーヒー>

  • 1番目:焙煎度=中煎り。産地=グアテマラ・コスタリカ・エチオピア
    (ヘーゼルナッツ・アプリコット・温州みかんの風味でスムーズな舌触り、飲み進めるほどに透明感から優しい甘さへの変化を楽しませるもの)
  • 2番目:焙煎度=中深煎り。産地=コスタリカ・エチオピア・グアテマラ
    (ミルクキャラメル・ブラックベリー・オレンジの風味でブラウンシュガーを思わせる甘さ、なめらかな舌触り)
  • 3番目:焙煎度=深煎り。産地=グアテマラ・エチオピア・ブラジル
    (ビターチョコ・ビターキャラメル・スパイスの風味でまろやかな舌触り)

参加者4人の好みは2番目と3番目に偏った結果となりました。いずれも焙煎度が1番目に比べて深く、コーヒー豆を深煎りするとコクや甘味が増して口当たりがまろやかになります。日本人は一般的にコクの深さ、まろやかな味を好む傾向があるのかもしれません。

コーヒーについての考え方

ドリップコーヒー
コーヒーについては様々な考え方がありますが、今回の講師の方の説明を改めてまとめると次のようになります。

  1. コーヒーの良し悪しは主に豆本来の品質で決まる。
  2. 豆は産地によって味やコク、香りが異なるので、自分に合うコーヒーを見つけるのが楽しい。
  3. 自宅でできるホットコーヒーの淹れ方は、主にペーパーフィルター(紙ろ過)とフレンチプレス(金属フィルター)の2つがある。ペーパーフィルターではコーヒーの油分や細かい粉まで取り除くので雑味がなくすっきりとした味わいになり、豆の個性が出やすい。フレンチプレスは濃厚なコクや香りが楽しめやすく、豆の成分をまるごと味わえる。

知ることでより美味しくなる

コーヒー豆
体験会のあと、自分が美味しいと感じた深煎りと中煎りの豆を購入して家路につきました。それから数日後に長男夫婦がやって来たので、購入したコーヒーを味わいつつ、それぞれの感想を聞きながら復習しました。
何気なく飲むのではなく、頭で考えながら、味わいの個性を探りながら飲むコーヒーはいつにもまして面白く、美味しく、ありがたいと感じさせるものでした。
食については、日々このように感動しながら楽しむべきだと改めて勉強になりました。

この記事を書いた人

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青井 三郎
食いしん坊侍のスタッフ青井三郎。
戦後、奈良に生まれて大阪で育つ。6人兄弟の末っ子だったせいか、幼少の頃から食べることへの執着が強い食いしん坊だった。
野球少年だったが読書好きでもあり、日本や世界の文化や歴史に強い興味を持つ。大学時代には世界に触れたい欲求が高じ、1ドル360円の時代ではあったが、ヨーロッパ、南米、アフリカを3か月ほど巡る旅をした。結婚し東京で4人の子供を育て終えると、アメリカ西海岸のポートランドに10年間、美しい海と温暖な気候に惹かれて沖縄に3年間住む。
現在は、美食を求めて北海道へ移住。札幌を中心に食べ歩きを楽しんでいる。

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